夢眠ねむとわたし①

2011年12月5日深夜1時

その時わたしは1ヶ月後に控えたセンター試験の追い込みをしていて、

気分転換をしようと思ってテレビの電源を入れた

何気なく付けた深夜番組にケモ耳を付けた女の子が5人映っていた

（ほんとはもう付けてたどうかも定かじゃないんだけど）

でんぱ組.incを初めて観た日だった

この時はまだ、この後即会いに行かなかったことをずっとずっと後悔するなんて思ってなかった

その後、無事に大学に合格してまあまあ充実した生活を送っていたそんな折、

「みーちゃん、でんぱ組って知ってるー？」

バイト先の友達に中川翔子とさくりなを足して2で割った感じのギャルがいて、

見た目が強めなのにゴリゴリのおたくで当時かなり仲良くしてた子だった

「ライブに行かない？」

今振り返るとほんとに一生感謝

当時はサブカル女を気取っていたので、そういう観点ででんぱ組.incの存在はゆるくチェックしていて、

中でもわたしがツイッターを始めた時からのちの推しメン、夢眠ねむさんのことはフォローして追っていた

しかしながら楽曲は一回もちゃんと聞いたことがなかった

その日のバイトから帰った後、youtubeを漁った

もう初めて聴いた曲が何かも覚えていない

（たぶんでんでんぱっしょんかWWD）

一曲目か二曲目で聴いた曲の「マイナスからのスタートなめんな」ってフレーズが刺さりに刺さりまくった

自分の人生と驚くほど一致するフレーズだった

そこから夢中で過去のライブ映像をみたり、

ブログの過去記事を全部読んだり、もう必死だった

出会ってたはずの空白の3年間を取り戻したくて

そうしていく中で気がつけば完全なる夢眠ねむ推しとなっていた

初めて買ったでんぱ組のCDはWORLD WIDE DEMPAだった

当時はリリイベなるものを知らず、横浜ビブレのＨＭＶで普通に買った

サインも入ってないし、なんにも特典も付いてないけど、

わたしの持ってるでんぱ組のCDの中で一番大事な一枚

そのままハマり倒していき、前述の友達とライブに行くために、人生で初めてアイドルのライブのチケットを買った

2014年2月11日 

ワールドワイド☆でんぱツアー2014 

@yokohama  Bay Hall

ただ！その日まで待てなくて、会いに行ってしまった

2014年1月29日 

夢眠軒15 たんたんうどん

当時はまだチケット制じゃなくて、整理券をもらって集合するスタイルだった

集合時間になって中に入り、

汐りんがその日出勤で汐りんに会いたがってた友達（バイト先の子とは別）

のために出勤フロアのD3のウェイティングシートに書いて待機した

名前を呼ばれてD3に上がる踊り場で、

初めて、偶然、会ってしまった！

「わー」って手を振ってもらった

人はかわいすぎる人を見ると動悸がするのだと初めて知った

その日ディアステでおうどん食べた時になにを話したかとかはぜんぜん覚えてない

ただただ会えて嬉しかったことだけが残ってる

その日のお料理を撮った写メをねむさんに送ったんだけど、その写メがブログに使われて嬉しかったなあ

そんなわけで、初めてねむさんに会ったのはディアステージだった

その翌月、待ちに待ったライブ

当時の女オタの中では色々な意味で伝説の横浜女限…笑

わたしが初めてでんぱ組.incのライブを見たのはここでした

ちょうどサクぱれのリリース期間だったので、ライブ後に特典会があった

特典券を得るために早朝からお昼までBay Hallでてすぐの隣の駐車場隣接の壁に沿って友達と二人で小さくなって並んでた

ずっとイヤホンを分けっこしてアルバムを聴き続けた、mixの練習もした

無事にチェキ券をもらい、近くのホームセンターへ

しまむらとドンキに行って身につけられそうなミントグリーン商品を買いまくった

…結果、マジでめちゃくちゃにダサい格好になった

（当時はミントグリーンに包まれてる～と喜んでいたけど）

開場時間になり、人生ではじめてのアイドルライブへ…

ドキドキしながら開演を待っていた

🐯の格好をしたメンバーが出てきて、

「となりのドーナツ」を踊った瞬間、

人生ではじめて、かわいすぎて泣けてくるという現象を体験した

びーびー泣きながら「かわいいよぉおおお」となって自分にめちゃくちゃびっくりした

そのあと今も大好きな衣装の縷縷夢兎衣装で現れたメンバーをみて、またかわいくて泣き…

いっぱいいっぱい聴いたWORLD WIDE DEMPAの楽曲が

たくさん聴けてほんとに嬉しかった楽しかった

ライブが終演し、特典会へ

友達は全握の分もCDを買ってたけど、わたしはチェキだけだったので外で待機

（全握から帰ってきた友達は、白魔女カフェで話したこと覚えててくれた～ととても嬉しそうだった）

この外待機が伝説ポイントその1で、人生で最も寒さを感じた時間だった

真横が海で雪がちらついてた気がする

シベリアってこんな感じかな…死ぬのかな…と

うっすら思ったし、

その後仲良くなった当時は知り合いじゃなかった女オタたち、

みんな並びながら死を隣に感じてたのほんとおもしろい

なんとか凍死せずに会場内待機列までたどり着くことができて

すぐそこに夢眠ねむさんがいるというところまできてしまった！イキテテヨカッタ

そして自分の番…

「はじめまして…」

「ありがとー！ポーズなににする？」

「えっと、えっと」

「ハートとか～、でんぱポーズとか～（ポーズを実際に取りながら話してくれるかわいい）」

「あ！ハート、ハートがいいです」

「じゃあこうやって～（レクチャーしてくれるかわいい）」

📸

「ありがとね～」

「あの、先月、夢眠軒行って…」

「あ！きてくれてたね！」

めちゃくちゃのめちゃくちゃに舞い上がってしまった

たとえリップサービスだろうがどうでもよくて、

嬉しくて嬉しくて、友達と合流してすぐ興奮してそのことを話した

これが夢眠ねむさんと、というかアイドルと初めて撮ったチェキでした

（続く）